競技特性とその魅力
バイアスロンは、クロスカントリースキーとライフル射撃に交互に取り組む競技です。
BIATHLON:
ラテン語・ギリシャ語で
「2つの競技」
※bi:2つ(ラテン語)/athlon:競技、競争(ギリシャ語)
特に面白いのは、激しくスキーをした直後に、呼吸を整えて正確に射撃しなければならないところです。
体力だけでなく、高い集中力や精神力も必要となります。
すべての試合に相反する2つの要素が混在するので、最後まで順位が確定しづらく、試合展開がわからないのが競技の魅力のひとつです。

Cross-country skiing
クロスカントリースキーとは、雪が積もった野山や森林・起伏のあるコースを、自力で進む競技です。
スキーで長い距離を移動することから、「雪上のマラソン」とも呼ばれます。
アルペンスキーのように斜面を滑り降りるだけではなく、脚力と腕力を駆使して滑走するのが特徴です。
長い距離を走るため、心肺機能や体力が求められます。
スキー走力の速さ
持久力
心拍管理
フォームの維持

Rifle shooting
選手はライフルを背負ってスキーで走り、射撃場に到着すると銃を構えて標的を狙います。
スキーで激しく運動した直後は、心拍数が上がり呼吸も乱れていますが、その状態のまま短時間で標的に標準を合わせ、心拍・呼吸のコントロールをしながら正確に標的を撃たなければなりません。
射撃の成否は最終順位に大きな影響を与えます。
命中率の高さ
射撃姿勢の維持
集中力
メンタルコントロール
銃
射撃では、ライフル銃と実弾を使用します。
※写真はレーザー銃です。

的
射座に立ち(伏せ)、50m先の的を狙います。
自然の中で行う競技なので、風への対応もしなくてはなりません。
下の図の赤い旗は風旗と呼ばれ、風の方向示します。
風旗で風を読み、撃発のタイミング調整やクリック修正(前後左右の弾の修正)を行います。

弾が命中するとプレートが倒れ、黒い的から白い的へ変わります。

ルール
1回の射撃で5発撃つことができ、その5発の命中率が勝敗を大きく左右します。
外した場合はペナルティとして、スキーの走行タイムにプラスして、タイムもしくは距離が加算されます。
ペナルティの有無は勝敗に大きく関与するため、プレッシャーとなります。
どのような試合展開でも、焦らずに的確な射撃を維持できる精神力が必要です。
タイムもしくは距離が加算される。
プレッシャーは射撃を狂わせる
(期待・欲望・他選手の射撃結果・試合状況への焦燥等)
射撃には2種類あります。
立射(立ち撃ち)
50m先の直径11.5cmの的を狙います。
射撃姿勢での支点が両足のみとなり重心が地から離れるため、バランスを取るのが難しく、風により銃もぶれやすいため射撃姿勢の維持が難しいのが特徴です。


伏射(伏せ撃ち)
50m先の直径4.5cmの的を狙います。
見えている的の大きさは立射と同じ11.5cmですが、その中の直径4.5cmを射抜かなければいけません。
4.5cm以外の黒い的に命中しても的が返らないシステムになっています。


種目
以下の5種目がオリンピック種目です。
他にショートインディビジュアル・シングルミックスリレーという種目があります。
スプリント

150mペナルティループ/ミスショット
インディビジュアル

スキー走行タイム+1分/ミスショット
パシュート
スプリント種目の順位によってスタート順位が決まる(60位まで)
1位から順にスタートし、2位以降はリザルトのタイム差でスタートする
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150mペナルティループ/ミスショット
マススタート
個人ランキング順に並び、一斉にスタートする
(W杯:30名|IBUカップ:60名)
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150mペナルティループ/ミスショット
リレー
1回の射撃で3発まで予備を使用(弾を装填)することができる
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150mペナルティループ/ミスショット

150mペナルティループ/ミスショット

75mペナルティループ/ミスショット
